全ての願望は、『陰陽』の元に成立します。
つまり、原料自体が『バランス』なのです。
全ての願望を、この世に現出させる力は『バランス』の配合によって、なされるのです。
しかし、間違えてはいけないのは、『じゃあ、真ん中が良いのね!』と短絡的に思ってしまうと、それは、大間違いになります。
右と、真ん中と、左があったとき、正解は、その全てであって、全てでありません。
『バランス』という言葉を考えて下さい。
なぜか、人は、バランスと聞くと、『真ん中』だけだと思ってしまいます。
あなたが、平均台を歩いている時を想像して下さい。
それが、真理なのです。
右に倒れそうになったら、左に力をかけます。
左に倒れそうになったら、右に力をかけます。
常に力のかけどころが、変わるのです。
積み荷を支えるロープの様な物で、どちらかが外れてしまえば、全てが崩れてしまうわけです。
陰陽が、なぜ陰陽と言われるかなのです。
正に、積み荷を支える、右と左のロープなのです。
これが、願望をこの世に縛り付けるロープなのです。
人間関係で言えば『慈悲』と『峻厳』のバランスの配合です。
難しく言いましたが、分かりやすく言えば『天使』と『悪魔』です。
ちなみに、ここで勘違いをして欲しくないのは、
『愛』は、右でも左でもありませんよ。
我が子が万引きをしたら、愛をもってぶっ飛ばすのが、親の愛なのです。
優しさも厳しさも、両方を含んでいるのが愛なのです。
時代の風潮として、厳しさを取り除こうとする流れがありますが、余りに優しさに偏るのは如何な物かと思います。
今度は、逆に人の痛みが分からない子に育つ、弊害が生まれる可能性もあります。
他人をゴミの様に扱う人種というのは、苦労知らずで、甘やかされて育った人と、世の中、相場が決まっているからです。
逆に、厳しすぎた場合も、他人をゴミの様に扱う人種になります。こちらも相場が決まっています。
つまり、いずれにしても、バランスの問題であって、偏る事を良しとしていません。
それから、このバランスは、時間と空間も含んでいます。
過去20年に渡って優しくされすぎてきた人は、厳しくしすぎても大丈夫です。
そこでバランスが取られます。
逆に
過去20年に渡って厳しくされすぎてきた人は、優しくしすぎても大丈夫です。
そこで、バランスが取られます。
ここで大事な事は、どこかでバランスを取ってやるのです。
すると、その瞬間に、その対象物が、あなたの希望通りに、この世に現出する力を帯び始めます。
あなたの思考を投射しやすくなるのです。
ここでは、恋愛や子育てを例えに出しましたが、これはただの例えに過ぎません。
これは、すべての願望に対して言える事です。
その対象物が、過去に『陽』に偏ってきたのか?
もしくは、『陰』に偏ってきたのか?
陽に偏っていたなら、陰でぶつかるのです。
すると、引き寄せやすくなります。
陰に偏っていたなら、陽でぶつかるのです。
すると、引き寄せやすくなります。
潜在意識を書き換えて、引き寄せを発動させるのと同時に、引き寄せたい対象物の『陰陽』を見極めて、揺さぶりを掛けることが大事です。
それは、止まっている物を引き寄せるよりも、動いている物を引き寄せる方が簡単だからです。
そういう些細な所に氣を使い始めると、引き寄せの難易度は格段に下がり、幸福な人生への幕開けとなりはじめるのです。