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宇宙の中心は自分なのか?




どうも、昨今の『引き寄せの考え方』は全ての中心を自分と考える傾向が強いようです。

確かに、自分が生まれてくる前は、この世界は無かった様に感じ、生まれて来たから認識できて、存在する。

そして、死んだ後は、また何もない。


そう考えると、世界を作っているのは自分という思想は、分からなくもありません。

しかし、生まれて死ぬのは自分だけではありません。

自分以外の全ての存在が生まれてきては、死んでいきます。

それでも、世界は連綿と続いています。




思考が現実化するのは、事実ですが、自分を中心と捉えると、全てが上手く行かなくなります。

自分という存在はあくまでも、大自然の歯車のひとつに過ぎないのです。

中心は、自分の外にあります。

何に中心を置くかによって、エネルギーの強さが変わります。




ここでは、分かりやすくするために、あえて極論を出してみましょう。

たとえ、悪人であっても、中心は外に置いているのです。

悪人は、中心を自分に置いていると思いたい物ですが、だいたいに置いて間違いです。

中心を自分に置いている人は、『悪人』にも『善人』にもなれません。

それが、真実です。

オレオレ詐欺は、被害者に『中心』を置いているから、成功するのです。




『俺だよ、俺!!』

『タカシか?』

『そう、俺、タカシ!!』

と言って、成功する訳です。

これが、

全ては、俺の『思考が現実化する』と、電話をかけて、

『どちら様ですか?』と言われて

『今から言う口座番号に100万円振込!!以上!!』

ガチャッ、プープー

では、シカトされるか、警察に通報されるかのどちらかでしょう。




悪人を例に出しているのは、その方が分かりやすいからです。

善人では、当たり前の話しと思われてしまう危険性があるので、例として不適切なのです。

どのような悪人であれ、悪人として成立している以上は、被害者に『中心』を置いています。

悪人にとって、世界の中心は『被害者』なのです。

けして、自分ではありません。

本当の意味で自分を中心に据えてしまうと、どういう事になるかというと、良くも悪くも『何も出来ない人』もしくは『破滅する人』が生まれます。




普通の仕事が出来ず、社会から、つまはじきになったとします。

じゃあ、悪い事をしようと思ったところで、そっちの世界からも、必要とされないのです。

それは、簡単です。

悪い事すら出来ないからです。

先程から、例えは悪いですが、要するに、この世に対する影響力がゼロになるという事です。

だから、昔の人は、わざわざ宇宙の中心は『GOD』であると言ったのです。




わざと『つかみ所の無いもの』にしたのです。

私達は、あくまでも大自然の一部であって、けして全部ではありません。

だから、いかに自然を知るかにかかっているのです。

そして、中心は、相手に置くのです。


理想は、自然の中心に置くのです。

『どこよ?』と聞こえてきそうですが、それでいいのです。

つかみ所がないからこそ、その時、その時の、ベストな場所に中心が定まるのです。

そして、自然を味方に付けた、あなたの快進撃がここから始まるのです。




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