世の中は、『分離主義者』の巣窟です。
気をつけないと、すぐに分離させられます。
子供向けのヒーロー戦隊物なんていうのは、典型的であり古典的なパターンです。
そうです『正義』と『悪』という奴です。
世の中を2で割るのです。
昔、『魔女の条件』というテレビドラマがあったのを覚えていますでしょうか?
今や引退した滝沢秀明さんと、松嶋菜々子さん主演の、恋愛ドラマです。
体育館のステージの上で、松嶋菜々子さん扮する教師が『黒澤光くんを、愛しています』と感動的な演説を繰り広げたのが、つい昨日の事の様に思い起こされます。
当時は、タッキーの人気も絶頂だったのではないでしょうか?
さて、あなたはタッキーのファンでしたでしょうか?
ここでは、ファンという前提の元で話しを進めましょう。
あなたはタッキーが好きでした。
さて、どうしてですか?
なぜ、スキなのでしょうか?
いくつか理由が頭に思い浮かんだ事かと思います。
その全てが、タッキーに原因があるという共通点がある訳です。
そうです。あなたがタッキーファンになったのは、タッキーのせいなのです。
『タッキーのせい』というと、違和感があるかも知れませんが、こう言うと分かりやすいかも知れません。
あなたがタッキーを好きになったから、タッキーがかっこよくなった訳ではありませんよね。
タッキーがかっこいいから、あなたはタッキーのファンになったわけです。
原因は相手にあるのです。
では、今度は逆に、あなたの『嫌いな人』を思い浮かべてみて下さい。
誰が思い浮かびますか?
その人をなんで嫌いなんでしょうか?
その理由は、全て、相手が悪いからですよね?
そうなんですよ。
相手が悪いのです。
けして、相手を嫌いになったから、相手が悪い奴になった訳ではありません。
相手が悪い奴だから、相手を嫌いになった訳です。
スキもキライも、相手に原因があるのです。
自分がスタートではありません。
相手にスタートがあるのです。
そう。
今、誰の事を話しているのか分かりますか?
あなたの『嫌いな人』又は『好きな人』の目線で語っているのです。
全ての原因が自分にあるというのは、否定的な表現です。
全てをコントロールしているのは、自分なのです。
地図にコンパスで円を描いてみましょう。
円が小さくなるほど分離します。
円が大きくなるほど統合します。
分離するほどに不自由になるのです。
もちろん理想論です。
現実は、どうしても嫌いな人や苦手な人はいます。
ここで言いたいことは、分離主義者の口車に乗って、本来、好きな相手であるはずの夫婦まで、分離させられているという事が言いたい訳です。
全てを統合せよとは、『聖人』でも無い限り不可能です。
しかし、元々、統合している物を、わざわざ、口車に乗せられて無意識に分離させられてしまうのは、如何な物かと思うわけです。
闇雲な分離はいけません。
できるだけでいいので、統合へ向うのです。
引き寄せの天才は、統合の天才なのです。
引き寄せのエネルギーフィールドは、地図上に描いたコンパスの円の大きさに比例します。
エネルギーフィールドの衣にかかった創造物にしか、引き寄せのエネルギーは届かないからなのです。
世界は自分なのです。
自分を切り離す程に、出来る事が少なくなってくるのです。
あなたを無力にしようと目論む『分離主義者』
愉快犯的な『分離主義者』
陰謀に絡め取られてはいけません。
あなたはチェスマスターなのです。
成るのではありません。
知るだけです。