引き寄せの法則っていうのは、読んで字の如く、何かを『引っ張り込んでくる』法則の様な印象がありますよねぇ。
で、実際はそういう認識の仕方の方がウケが良いのも分かります。
しかし、しかしです。
本質は、まったくの逆です。
自分に向って、目的物である『願望』が引っ張り込まれてくるのでは無くて、願望の方に『自分が』引き寄せられていく法則、なんです。
言葉は同じなんです。『引き寄せ』です。
ただ、『主体』が違う訳ですね。
要するに、引き寄せの法則で言う引き寄せる対象物って、『自分』なんです。
願望を引き寄せるんじゃ無いんです。
願望から見て『自分』を引き寄せるんです。
願望君にお願いして、自分を引っ張って貰う訳です。
この、どっちに引き寄せられていくのか？と言う、この一点の認識が間違っているだけで、引き寄せの法則って、正に、ただのおまじないと化してしまうわけです。
なので、引き寄せる為には、どういう形でも大丈夫ですが、『動いている』必要性があります。
引っ張る力は、止まっている物を引きずる程の力はありません。
イメージとしては、浮かんでくるぐらいの感覚で、動いていれば、微力な引き寄せる力に引っ張られて、徐々にそちらの方に進んで行ける訳です。
なので、恐ろしい程の『行動力』を見せる必要はありませんが、最低限でも『止まって』いては成りません。
例えば自分が縛られているとして、離れたところから、誰かが自分をロープを引っ張っています。
でも、その力は弱いので、自分が微動だにしなければ、ビクともしません。
ただ、もぞもぞと動いてあげれば、徐々に引っ張って居る方向に動き始める訳です。
正に、こういう事を言っています。
引っ張る力は微量であり、尚且つ、自分が願望を引っ張って居る訳では無く、『願望』の方が、自分を引っ張って居る。
これが、引き寄せの法則の真実のひとつです。
