読者の方から質問をいただきました。ありがとうございます。
『グラウンディング』と『統合』について、詳しく教えて下さい。 との事です。 なので、2回に分けて、解説したいと思います。
では、本日は『グラウンディング』について書きたいと思います。 これは、ちょっと言葉を選ばないと誤解を生む項目です。 メチャクチャ簡単に言えば、『行動』という事なのですが、ただ、実際、これでは本質を表していません。 闇雲な行動を言っている訳では無いのです。
そういうのは、基本的に、『報われない努力』という結果をもたらします。 がむしゃらに、ぶつかっていくという、いわゆる体育会系的なノリの事ではありません。
これは、高次元を、そのまま物理次元に投射する事なのです。 例えば、すごく精神的に病んでいる時と言うのは、少しづつ部屋が散らかってきます。
また、精神が良好な時というのは、テーブルの上に置いているリモコンの角度も、綺麗だったりします。 また、言葉づかいなども含め、すべて『見たり、聞いたり、触ったり』できる次元に落ちてきた時というのは、無意識の投射である事が、分かると思います。
イライラしているときは、当然、言葉づかいも、身のこなしも、ガサツになります。 車の運転などは、それが如実に表われる適例かもしれません。 つまり、私達は、放って置いても『グラウンディング』は出来ているのです。 潜在意識と、物理世界は、繋がっている。
だから、思った事が、そのまま投射されていく訳です。 しかし、いくら頭に来たからと言って、それをそのまま出して良いときと、ダメなときがあるわけです。
そういう時に、私達は、感情を押し殺して、行動に出ないようにするわけです。 旦那には、『ギャー!!』でも、PTAなどの集まりで『ギャー!!』は言えないわけです。 つまり、私達は、普段から『グラウンディング』をしたり、意図的に『止めたり』しています。
グラウンディングというのは、もともと、放って置いても、高次元から、低次元へと流れ落ちる、滝の事なのです。
しかし、私達は、意図的に、その流れに対して、堤防を築き、『開門したり閉門』したりしています。 ワンタッチ傘みたいな事で、傘が開くのを、ストッパーで強引に止めているだけなのです。
それは、止めているだけで、力は常に掛かっています。 私達が、潜在意識を書き換えたとき、それに合わせて、滝の流れは起き始めます。 しかし、顕在意識が、過去の潜在意識の流れを『記憶』しているために、重要なところで『閉門』をしてしまう事があるのです。
それによってグラウンディングが、阻害されるのです。 グラウンディングというのは、高次源と、物理次元のパイプを作る事です。
意識の中に広がった設計図を元に、現象化させる事です。 しかし、これは本来、能動的に起こすことではありません。 放って置いても、自然と行動に出る物なのです。
しかし、私達は、それを阻害してしまうマインドの働きがあります。 それを、外すのです。 後から後から、流れ落ちて来る、ナイアガラの滝を、全てありのままを受け入れるのです。
努力、根性で、行動に駆り立てるという意味ではなく、 流れ落ちてくる思いを、そこで止めずに、物理場へと流し落とすという事です。 潜在意識を書き換えたにも関わらず、引き寄せが出来ない人というのは、間違いなく、この流れを止めているからです。
そういう人は、過去の堤防を一切変える事なく、流れだけを起こす訳です。 つまり、堤防が閉まっている訳です。 それでは、どんなに流れを作っても、何も変わらないのは、分かりますよね。 流れを作った後に、従来の堤防は『開門』又は『破壊』するのです。
そうする事により、高次元が、そのまま低次元へと落ちてくる事になります。 高次元にあるものを落としてこないと現象化しないのです。 ただの努力・根性の行動では、ダメなのです。
外から見たら、どちらも同じ『ただの行動』に見えますが、内実は全然違います。 それが、『思った事が、現実化する』という事のひとつの側面であり、『グラウンディング』のひとつの側面なのです。