潜在意識の書き換え方法には、『書き込み』(上書き)と『消去』(上書き)が存在します。
括弧書きで、『上書き』と言っているのは、本質的に過去の潜在意識を消す事は不可能だからです。
過去に体験した記憶は、その全てが潜在意識の中に漂い、死ぬまで消える事はありません。
ただ、どの潜在意識が、主導権を勝ち取っているか?
その違いなのです。
書き込みや、消去というのは、今の潜在意識から、新たな潜在意識への、『バトンタッチ』を助ける事なのです。
つまり、『書き込み』にしろ『消去』にしろ、本質は、どちらも『上書き』に他なりません。
にも、関わらず、わざわざ『書き込み』や『消去』という相反する言い方をとる事には意味があります。
その状況により、または個人差により、どちらが効果的かは変わってくるからです。
書き込みというのは、いわゆる『イメージング』の事です。
『私は、こうなっている~』の類いです。
消去というのは、イメージングの逆で、イメージをイメージで分解する事です。
『書き込み』は要するに、旧勢力を新勢力で強引に武力を持って制圧する事です。
言い方を変えると、『革命』です。
対して、『消去』というのは、旧勢力の力を、削ぐ事です。
具体的には、『賄賂』を貰っていたという証拠を、『文春』に売るなどして、地道に力を削いでいって、自分から失脚する様に仕向けるのです。
これが、『書き込み』と『消去』の分かりやすいイメージです。
ちなみに消去の具体的な方法のひとつは、断捨離です。
断捨離をすることによって、過去を『思い出しにくく』します。
記憶というのは、『刺激』によって、思い起こされます。
何もないのに、思い出しはしないのです。
物質は、同じ時代を生きた、その空間を、そのまま自分の潜在意識に、映写機として再現する能力を持っています。
苦労してきた時代を、一緒に生き抜いてきた物というのは、まれに良い働きをする場合もありますが、
大概の場合においては、悪い作用を起こします。
どちらかというと、『苦労した』という体感を繰り返し、潜在意識に想起させる事になるリスクがあるわけです。
だから、その時に形成された『潜在意識』が、その刺激が『投票』となり、選挙に圧勝し、あなたの潜在意識の大統領になってしまう訳です。
刺激というのは、潜在意識の世界の『総選挙』だという事を忘れてはいけません。
だから、『刺激』をできるだけ排除する必要があるのです。
それが、比較的簡単にできるのが、物理次元から訴えかける手法である『断捨離』という方法です。
これは、簡単で、尚且つ、効果的な手法であるから、一番最初にやった方が良いことです。
これ以上に、簡単な、潜在意識の消去はないからです。
他の方法もありますが、一気に難しくなる訳です。
物理場から、作用を及ぼすのが、普通の人間には一番やりやすいのです。
又、『書き込み』の方の、一番簡単な手法も物理場からアクセスする事です。
それは、環境を強引に変える事です。
願望に合わせた、空間に向って、『転職する』とか、『引っ越しする』とかです。
一応言っておきますが、これは、『物理場から』潜在意識に書き込みをしようとすると、こういう形になって現われるという意味です。
だから、これだけに限りませんよ。
ただ、一番、簡単な方法だという事です。
私達は、どうしても物理場に対して『現実感』を持っているからです。
だから、消去なら『断捨離』、書き込みなら『引っ越し』みたいな、『物理的に』分かりやすいやり方が、潜在意識には効果テキメンな訳です。
ただ、中には、高次元空間に『現実感』を持てている人もいます。
こういう方は、物理場よりも、高次元空間での『消去』や『書き込み』をした方が良かったりもするのです。
具体的には『信仰心』だったり、『ヒーリング』だったりです。
あくまでも、『現実感』を伴っている空間は、個人差があります。
しかし、その階層からの働きかけしか、効かない訳ではありません。
高次元からの働きかけが、一番強く効くことには変わり有りません。
ただ、その場合は、高次元から働きかけられる『人』にやってもらわなくてはなりません。
ここで、言っているのは、あくまでも『セルフ』でやる場合において、もっとも確実で簡単な方法を言っている訳です。
もちろん、『断捨離』や、『転職・引っ越し』などは、『簡単な事ではない』という意見もあるかと思いますが、ここで言っているのは、『潜在意識の変更』が容易かどうか?という意味合いです。
いくらやっても、一向に効果がでないアファメーションを続けて、時間を無駄にするよりかは、
一発で、書き換えが確実な方法をとってしまった方が、引き寄せ的には『得策』ですよ!!
という事なのです。