『因果応報』という言葉は誰しもが聞いた事があると思います。
『自分がやったことは、回り回って自分に返ってくる』というあれですね。
で、これも一般的には、バチがあたるみたいな感覚で、いわゆる迷信の一種と捉えられる傾向にあると思います。
その理由のひとつとして『だって、悪い奴で、幸せになっている奴もいるじゃないか?』というネタが挙げられる事が良くあります。
ただ、ここもよく考えて下さい。
幸せの定義を何と捉えるか?ですが、全ては因果応報で成り立っています。
例えばですが、その悪い奴が、幸せな結婚をしているとしましょう。
あれだけ、悪い事をしておいて!!
と、周りの連中は言います。
しかし、その悪い奴が、悪い事をしているのは、周りの連中にであって、奥さんにではないのです。
当然、奥さんには、愛を届けているから、幸せな結婚生活を築いている訳です。
だから、友達はいないかも知れませんが、奥さんはいるのです。
性格の悪い奴ほど、出世すると言いますが、
大間違いです。
それは、部下に対して、性格が悪いだけです。
上司に対しては、とても性格の良い奴だから、引き上げられる訳です。
ただし、当然、部下からは嫌われていますから、足下をすくわれる可能性はありますよ。
『因果応報』とは、要するに『類友の法則』の事を言っている訳です。
例えば、あなたが悪い事をしようとしました。
つまり、あなたが悪い事をしようと『意図』した訳です。
すると、どういう事かというと、あなたの潜在意識が『悪い』から、悪い事をしようと『意図』できる訳です。
そうです。悪い事をやるか、やらないか?ではなくて、意図しているという事は、すでに潜在意識にそれが入っているのです。
だから、類友の法則が働いて、似たような事を引っ張り込んできて、他人から同じような事をされる羽目になるのです。
つまり、因果応報というと『バチ』が当たるという、なんか神様みたいな人が居て、そして悪い事をした人を、叱責している様な感じに捉えられるから、迷信っぽく感じる訳ですね。
本質は、『何か』行動を起こすという事は、既に潜在意識には、その『何か』が入ってしまっているのです
すると、『類友の法則』が働きますから、自分のやっている事と、同じ事が引っ張り込まれてくるわけです。
もちろん、これは『引き寄せ』とまったく同じ話ですから、その瞬間で戻ってくる事もあれば、かなりの時間差が出てから戻ってくる事もあります。
いずれにしても、潜在意識の真理。
現実と潜在意識は、最後は一致する事になるのです。
自分のする行動は、すでに潜在意識の結果だという事に良く思いを巡らせて下さい。
つまり、冷静になったときに『あれッ、私、性格悪いかも?』と思ったら、気が付かない内に潜在意識が、そちらに傾いてしまったのです。
放って置くと、末期症状として、自分がやったことが、全部自分に返ってくる事になるのです。
なので、普段の自分の言動や行動は、注意して意識しておくと良いです。
潜在意識が、今、どうなっているかの、分かりやすいバロメーターですからね。
まとめます。
どちらも同じ事なのですが、
一般的な使い分けとして、
どうも、悪い事を指すときに『因果応報』という言葉が使われがちであり、
良い事の方を指すときに「類友の法則」又は「引き寄せの法則」という言葉が使われがちなようです。
しかし、その真理は、どちらも同じだという事なのです。