読者の方から質問を頂きました。
ありがとうございます。
潜在意識と『外側の世界』が同じ物であるというのは、なんとなく理解できました。
そこで、潜在意識のあるラインを超えると、そこから『集合意識』の世界に変わるという話しでしたが、
集合意識をもっと『分かりやすく』解説していただけないでしょうか?
というご質問です。
ここで、最初に重要なメッセージがあります。
分かりやすく解説する事は不可能だと思って下さい。
引き寄せの法則は、学問ではありません。
自転車の乗り方を『分かりやすく』解説して下さい。
もちろん、論理的に!!
さて、すごく難しい問題にぶつかります。
両手でグリップを握って、お尻をサドルに乗っけてね、そこから、両足をペダルに掛けて、進行方向にむけて回転させる。すると小さいギヤがチェーンを通じて、大きなギヤを回転させて、最終的に車輪を回転させ、それが動力源となる。
そしたら、しっかりと、重力に対して垂直にバランスを維持して……。
などと、丁寧に書けば書くほど本質からずれます。
『分かる』かも知れませんが『乗れる』事はけしてありません。
それで、済めばいいですが、実際は、そのせいで更に遠ざかってしまうわけです。
典型的な例は、日本人の英語の学習です。
文法や言語の理論は理解しているのでしょうが、話せませんし聞き取れません。
それらは、すべて『空間の中』で理解されるものだからです。
その空間の中に入った瞬間に、全てが分かります。
私は、その空間を、あらゆる働きかけを通じて、あなたの潜在意識の中に構築しているのです。
神殿の建設は、順調に進んでいます。
ある時、『黄金比のパルテノン神殿』が、あなたの潜在意識の中に完成します。
福士蒼汰のイケメン度合いをどうやって伝えますか?
見せるか、会わせる、以外に、方法はないでしょう。
神殿をいち早く建設する方法は簡単です。
このブログを、好きなアーティストの音楽を聴くように繰り返し読んで下さい。
それで、自然とチューニングされるように構築しています。
集合的無意識とは単純に共有領域の話しです。
ビリヤードの球が、連鎖的にぶつかり、最後の球が穴に落ちます。
最初の球が、ゴールの穴に落ちる訳ではありません。
自分は影響のキッカケを作るに過ぎないのです。
ゴールは他人が行います。
いわゆる、『皮膚の内側』に当たる空間と、『皮膚の外側』に当たる空間は、同じ物です。
あなたが、目の前のテーブルにコップを置こうと思ったら置けます。
しかし、誰かが、あなたの目の前にコップを置いても、そこにコップは置けます。
内側で起こった事でも、外側で起こった事でも、結論、両側に『同時に存在』する事になります。
潜在意識がコップを置こうとしたから置く訳ですが、置かれてしまっても、ああ、ここにコップがあると、潜在意識に刻まれます。
それが、潜在意識も、外側の世界も同じ物という意味合いです。
そして、他人が関係無い、自分の日常の生活空間が、そのまま潜在意識と連動しています。
それが、あなたの潜在意識です。
そして、そこに他人が絡んできた空間は、集合意識の空間になります。
人が居るかどうかがポイントです。
授業中の教室は、集合意識の空間ですが、放課後の学校は潜在意識の空間です。
あなたは、デパートでショッピングをしていました。
日曜の昼過ぎ、フロアは混雑していました。
そこに、火災報知器らしき音が店内に鳴り響いたのです。
一瞬、何?と固まりましたが、次の瞬間、フロアの中の1人が階段に向って走りだしたところ、それに習うように全員が、一気に階段めがけて走り出したのです。
フロアはパニックに陥り、階段の途中の人達はドミノ倒し状態になり、怪我人が続出しました。
あなたは、集合的無意識に絡め取られた訳です。
そこにいた全員が、集合的無意識の餌食になりました。
しかし、最初のひとりはどうでしょうか?
その人は、餌食になったわけではありません。
最初の集合的無意識の空間に、意図的かどうかはさておき、風を起こしたのです。
その風が、うまいこと連鎖反応を起こしたわけです。
バタフライエフェクトが起きたのです。
あなたは蝶になるのです。
集合的無意識の空間を操作できるようになる事が、引き寄せのゴールです。
蝶を追いかける猫になってはいけません。
蝶になって羽ばたいた、ほんの一握りの風が、徐々に大きくなるドミノ倒しの如く世界中を駆け巡り、やがてあなたの元へと、黄金の雨を降り注ぐ事になるのです。