潜在意識を書き換える時に、かなり強力なやり方は環境を変える事です。
どうしても、私達の潜在意識に書き込まれているデータは、環境に強く結びついているのです。
端的に言うと、物質に結びついていると思って差し支え有りません。
ちなみに、人物とも結びついているのは、当然です。
潜在意識は、単純に言えば、目の前で繰り返されている現象が、書き込まれるようになっています。
元々の潜在意識が【A】で、それが、かなり強固に書き込まれていたとしても、
【B】が、繰り返し繰り返し、あなたの目の前で、ひらひらしていると、嫌でも何でも上書きで書き込まれてしまいます。
環境というのは、そのまま『繰り返し繰り返し、あなたの目の前にひらひらしている』ものです。
なので、元がかなり強烈に入っている信念だとしても、必ず書き換わってしまいます。
潜在意識は、一見、強情で中々書き換わらないように見えます。
しかし、それは、私達が、その仕組みにそって行動しないからなのです。
どんなに強い人でも、必ず弱点があります。
正面突破しようとすれば、負けますが、徹底的に相手の弱点を突けば、それこそ、戦わずして勝利を収められます。
ただ、それだけの事なのです。
潜在意識には『弱点』が存在します。
しかし、私達は、ワザワザ『正々堂々』と正面切って、負ける事を選ぶのです。
そもそも『戦略・戦術』とは、いかに卑怯になれるかの競い合いなのです。
国家の存亡が掛かっているときに、ソコまで言わなくても、家族の命運や人生が掛かっているときに、正々堂々などと、アホを言っている人は、真っ先に滅びます。
戦争映画などで、一番最初に死ぬ人種はこういうタイプです。
潜在意識に対して『正々堂々』と戦いを挑んだらどうなるのか?
それは、地球を相手に相撲を取るようなものなのです。
弱小国家が、アメリカを相手に戦争を仕掛けるようなものだとお考え下さい。
秒で粉砕されます。
つまり、潜在意識の起こす感情の流れに対して『根性』などで、切り抜けようとすると、必ず負けます。
同じ事ですが、『努力』も不可です。
必ず、灰燼と帰す憂き目にあいます。
相手が強すぎるのです。
しかし、どんなに強い相手だとしても、必ず弱点が存在します。
必ずです。
無いと言うことは、見つけられていないだけです。
私達が、人生を切り開いていくときに、目の前に立ちはだかる最強の敵は、正に『潜在意識』なのです。
これを、どう倒すかによって、その後の未来が変わってくるのです。
そして、潜在意識には、『分かりやすい位の弱点』があります。
私達は、そこを突かなければなりません。
基本的に、潜在意識は、『環境を変えられて』しまうと、もはや手の打ちようがないのです。
繰り返される刺激に、潜在意識はもっとも弱いのです。
対して、正面突破には、めっぽう強いのです。
つまり、少しでも良い、何でも良い。
何かを変えたいときには、何かを変えて下さい。
それだけで、こんなに簡単な事だったのかと、嫌でも理解する事になるのです。