大きな間違いのひとつに、負の感情を止めるというのがあります。
負の感情を感じた瞬間に、そこに蓋をして、正の感情だけを感じるようにと強引に持って行ってしまうのです。
これは、その瞬間は、上手いこと行くこともあります。
しかし、潜在意識は騙せません。
負の感情は、潜在意識の中にどんどん溜まっていってしまうのです。
それを普通の次元の話しで言い換えれば、ついに堪忍袋の緒が切れた、と表現するのです。
こういった事を繰り返すと、潜在意識に蓋がされていきます。
ありがちなのが、常に人前では明るく振る舞わなければ成らないと、教育されてきた子供なんかを想像していただければ分りやすいです。
人前では常に明るく、誰にも迷惑をかけないように、生活しているのです。
一般的な潜在意識の考え方通りの生き方をしている訳です。
しかし、内側には、負の感情が溜まっていて、先生の見ていないところでは……。
昔、金八先生で、ジャニーズの風間俊介さん演じる『兼末健次郎』という役がありましたよね。
表面上は優等生なんだけど、裏では、精神的なストレスを発散しているみたいな。
いずれにしても、潜在意識として、言える事は、嘘は付けません。
落ちてきた感情は、流さなければ、いけないのです。
ただ、流し所を考えようね、というだけの話しです。
感じた感情は、そのまま表現しなければならないのが原則なのですが、
だからと言って、上司にムカついたら、その場で、怒鳴り散らす。
彼氏に、イラっと来たら、その場で引っぱたいた上に、号泣する。
なんて事を繰り返してたら、当然、クビなるし、振られるし、で良いことはありません。
どんな形でも良いので、それは放出するのが大事だというだけなのです。
ネネちゃんのママの様に、『ウサギのぬいぐるみ』をぶっ飛ばしても良いのです。
一番ダメなのが、その感情を抑え込む、又は、無かった事にする。
そして、笑顔で毎日を送ろうとする事です。
これを、本気で実行に移せば、潜在意識の中に、その感情が抜けていないので、溜まり始め。
どういうことになるかというと、
それを、引き寄せ始めてしまいます。
簡単に言うと、『キレそうな感情』を無かった事にすると、『キレそうになる事態』が引き寄せられてきます。
つまり、潜在意識としては、『緊急事態』が解消されていないのです。
だから、その感情を発散させるために、さらなる事件を呼び起こして、放出させようとするわけです。
これは、イタチごっこに陥るのです。
しかし、イタチごっこにも、いずれ限界が来ます。
その時、あなたは全てを失う事になるのです。
圧縮しきった分だけ、その潜在意識的爆発力は凄まじい物になります。
それが、正の感情の圧縮だったら、全然良いですが、
負の感情でそれをやってしまったら、『THE END』です。
なので、必ず、降りてきたエネルギーは、『流して』下さい。
これは、本当に重要です。
イラっと来たら、絶対に『怒鳴り散らす』必要があるのです。
ただし、別に上司や彼氏の目の前でなくても良いです。
と言うか、そこでやったら終わりですからね。
潜在意識的には、物理的な事はそこまで重要ではありません。
ある人物に、直接に会っているのと、動画越しに会っている、というのは、『潜在意識』としては、どちらも直接、会っているのと変わらない影響を出します。
要するに、『映画』を見ても、『舞台』を見ても、感動して涙を流せると言いたい訳です。
もっと、言ったら人間でない、アニメや、人形劇でさえ、感動して涙を流せるのです。
つまり、ぬいぐるみに、上司の写真を貼り付けて、八つ裂きにしても良いのです。
それで、『潜在意識』上は、エネルギーが流れて抜けます。
間違っても『負の感情は感じてはいけないんだ!!』という、思いにかられてはいけません。
それを実行に移すと、行き着く先は『破綻』か『鬱病』かのどちらかになります。
降りてきたエネルギーは、どんなものであれ、必ず現象化させてください。
それを徹底し始めると、引き寄せの現実化に拍車がかかり始める事になるのです。
つまり、『ブレーキ』が外れるのです。
あなたの人生から、ブレーキが永久消滅する事となるのです。