潜在意識を書き換える時、もっとも役に立つのは『聖域』です。
厳密には直接的な話しではありませんが、自転車の補助輪の様な物で、圧倒的に役立ちます。
良く、引き寄せの話しで、
『金持ちになる前に、金持ちになったつもりで生活しろ』とか、その手の類いの事が言われますよね。
で、理屈上は確かにそうなんです。
そんなの『机上の空論』であって、実際に出来るかー!
という声も多数ある事でしょう。
しかし、なんと言われようが、これは引き寄せの『事実』である以上、これ以上ともこれ以下とも言えないわけです。
私達の潜在意識は、そもそも周囲にある物の発する波動のスポットライトが重なった一点なのです。
右から来る『赤いライト』と、左から来る『青いライト』が重なり、中心に出来上がった『紫』
これが、私達の潜在意識です。
赤でもなく、青でもなく。
ましてや、その『紫』は最初からあったわけではありません。
そこに他のライトがあたればまた色は変わってしまいます。
ライトが全て消えれば、潜在意識は消滅します。
これが私達の潜在意識の正体です。
ここで言いたいことは、けして潜在意識は『独立単体』の物では無いという事です。
突然ですが、質問です。
『あなたは幽霊を信じますか?』
スピリチュアルが好きな方は、信じている方も多いかも知れません。
しかし、あなたの周囲には『頑なに、信じない』という人もいるはずです。
それは、時々テレビで激論している
『超常現象肯定派』VS『超常現象否定派』みたいな構図ですよね。
で、ちょっと考えてみて欲しいのですが、
この『超常現象否定派』の方々。
その中の1人を誘拐して
人里離れた森の中に連れて行き放置しました。
夕暮れ時……。
いかにも出そうな場所で目を覚ました『否定派』の方。
意味は分かりません。
携帯はありませんでした。
進めど進めど、森でした。
次第に日が沈み、辺りは真っ暗になりました。。
かろうじて月の明かりで、自分の周囲が目視出来る程度です。
その時、後ろからトントンと肩を叩かれました。
恐る恐る振り返ってみると
となった時、その幽霊はいないという信念はもろくも崩れ去り、悲鳴を上げて逃げ出すか、気絶するかのどっちかでしょう。
何が言いたいかというと、『人の信念』は環境に由来するのです。
環境というスポットライトの数々が、自分の潜在意識の『色』を決定してくるのです。
潜在意識は、けして『独立単体』の物では無いからです。
つまり、話しを元に戻すと、『金持ちになる前に、金持ちの気持ちに成れ』でした。
普通の生活をしていて、これは、確かに現実問題、無理があります。
しかし、一瞬それを『体感』する事は出来る訳です。
それが『聖域』です。
つまり、『金持ちの聖域』に行ってみるんです。
一番安い部屋でも良いので、『リッツカールトン』にでも泊ってみる訳です。
そうすると、周囲のスポットライトが、自分の『色』を変えてきます。
で、重要な事は、もちろん家に帰れば、当然また元の『色』に戻りますよ。
ただし、その金持ちの『色』が分かった訳です。
その『意識感覚』を覚えておくのです。
そして、それを日々、意識の中で『想起』するのです。
要するに、そもそも、知らない『金持ちになったつもり』で生活する事は不可能です。
ただし、一度でも知った事を『意識の中で繰り返し想起する』のは、別に難しい事ではありません。
多くの方は、そもそも知らない感覚を『想像』で補おうとするから失敗するんです。
想像は、あくまで想像です。
金持ちの日常と、『貧乏な人が想像する金持ち』は全然違う訳です。
結局、想像だと、『さも、金のない人が想像しそうな金持ち像だね』、みたいなことになり、そもそも金の無いという感覚を強めている事にもなりかねません。
この、願望を叶える前に、叶えた自分になったつもりで生活する、というのは、
まず、本当に体験する事から始めるのです。
そして、その後に、『その感覚を維持する、又は想起し続ける』
これによって、成し遂げるのです。
ここを間違えると、圧倒的にハードルが上がりだすので、普通の人はジプシー街道まっしぐらです。
想像ではないのです。
極端な事を言います。
例えば結婚したいのならば、友人の男性にお願いして、1日、夫婦ごっこでもやってみるわけです。
その時に感じた感覚を、成ったつもりの感覚として、その後リサイクル運用させてもらう訳です。
なんでも良いです。
あなたが叶えたい願望を、体現している『聖域』を、この世界の中から探し出すのです。
そして、そこに遊びに行ってみる。
それが全てのスタートとなるのです。