人間は、恐ろしいくらいに他人の影響を受けるものです。
それは、異論のある人は少ないと思います。
しかし、『影響』を受けるという考え方は、引き寄せ的には取らない方が良いかも知れません。
影響というと『本体』があり、それが周囲に『影響』されるという事を指すのだと思います。
しかし、潜在意識という事から考えると、本質的には、周囲に影響されるというよりかは、
『周囲が自分』だと言った方が正確です。
環境に影響されるのではないのです。
環境が自分なんです。
ものすごく『言葉遊び』の様になっていますが、引き寄せを実践しようとするときに、この『思想』を賦に落としておく方が圧倒的に楽になります。
なぜ、わざわざ、こんな言い方をしているかというと、『影響』を受けるという言い方をすると、『防げる』と思ってしまいやすいからです。
防ぐのは無理です。
例えば『自傷行為』を繰り返す人が居たとします。
自分から、自分を守るっていうのは、無理ですよね。
それと同様に考えて下さい。
あなたが、本格的に引き寄せを実践しようとするならば、重要な事があります。
できるだけ『周囲との関係』を絶つべきです。
例えば、作家が作品を仕上げるときに、ホテルに缶詰になって、人との交流を絶ったりするようなイメージです。
ここにキャンバスがあります。
あなたが『自分が幸せな結婚』をしている、絵を描こうとしました。
しかし、キャンバスには、既に『孤独な私』の絵が描かれていました。
だから、まずは、キャンバスを真っ白にする必要があったのです。
例えば、儀式の前には、断食をして、身体の毒素を抜くというような考え方があります。
つまり、土台を整えないと、その上に家は建てられないという事なのです。
引き寄せには、まず土台の整地が不可欠なんです。
化粧するには、まず肌のメンテナンスが重要とか、そういう事です。
今日は、その中でも『最低限』やらなくてはいけない事を言います。
自分が望む願望と『真逆』の人間関係は、必ず清算して下さい。
例えば、運命の人に出会いたいという時
『私達も、はやく良い人見つけなきゃね!!』みたいな感じで、お互いに背中を押し合える様な関係であれば問題ありません。
遅かれ早かれ、2人とも時間差で、ソウルメイトに出会う事でしょう。
問題は、ありがちな事ですが、
例えば、あなたが、良いなと思う男性と出会ったとします。
少しずつ仲良くなりました。
そして、彼が会社の出張で遠出をしたときに、あなたにお土産を買ってきてくれました。
すごく嬉しくなったあなたは、それを友人Aとの女子会中に報告しました。
そうした所、返ってきた言葉は
『誰にもでも買ってきているわよ!(笑)』(嫉妬)
でした。
こうなると、遅かれ早かれ、せっかく芽が吹き出していた彼との関係は頓挫を向かえる事となります。
関わっている人の波動の影響力を見くびってはいけません。
メルトダウンを起こした原子力発電所の近くで、
『私は、そんなの気にしないから』といっても通用しません。
これは、『顕在意識』の話しではなくて、『潜在意識』の話しだからです。
あなたの波動と、友人Aの波動は、お互いに水のような物です。
近づくと、次第に混ざり合ってくるのです。
けして、意見が違うから『水』と『油』なんだと思ってはいけません。
波動は、すべて、混ざり合う特徴を持っているからです。
つまり、潜在意識は、相互に混ざり合ってしまうわけです。
ちなみに、『繋がり』があるだけでもダメです。
友人Aが口に出していなかったとしても、心の中で(嫉妬)していれば同じ事。
厳密に言うと、こっちの方が問題なんです。
ある意味、直接『憎まれ口』を聞いてくれれば、友人Aの嫉妬を『認識』できる訳です。
認識さえできれば、まさに先程の『顕在意識』という意味で、20%ぐらいはブロック出来るかも知れません。
ただ、意味はありませんけどね。
80%侵食されていれば、もはや、腐敗しているも同然ですからね。
しかし、友人Aが『嫉妬は口に出さず』心の中だけで思っている事になると、それは、つまり、波動同士だけで緩衝作用を起こす事になります。
こうなると、こちらは、友人Aの波動による攻撃に気づきもしないという状況になるので、正に『100%』で、潜在意識がダメージを受けます。
つまり、表面上は応援しているけれど『内面は嫉妬の塊』でも、ダメだという事です。
厳密には、こっちの方がよりダメな訳ですからね。
これは最低限です。
こういう人間関係は絶っておかないと、どんなに最強の手法を駆使しても、内側から腐って落城します。
敵と戦って、生きるか死ぬか?という状況の時に、仲間割れをしているようなものだという事です。
人生は、そんなくだらない事に時間を使っていられるほど、長くはありません。
あなたの幸せの為だけに使って下さい!