引き寄せは、本当の自分に気づくという事が目標の一つとなります。
人それぞれ、性別も人種も才能も何もかも違う訳です。
明らかに、音楽の才能が無いのに、歌手に成るという夢を引き寄せるのは、絶対に無理とは思いませんが、非常に難しい訳です。
しかし、歌手だと、才能がなかったとしても目指すというのは、そんなに違和感はありません。
得てして、夢というのはそういう物だからです。
しかし、これが、数字アレルギーだから、税理士事務所で働くとか言い出すと『エッ？』となりはじめるわけです。
また、『私は、昔から注意力が欠落していて、よく間違いを犯しちゃうから、絶対に間違いが許されない仕事について、自分を鍛えようと思うの！！』
何をやるんですか？
『看護師です！！』
(゜д゜)
この方に、直接言うことはとても出来ませんが、遅かれ早かれ、大きな災いが降りかかる事になるのは、明白です。
引き寄せの法則は、たしかに引き寄せてくれます。
向いていようが向いていまいが、潜在意識に入ったことは、大抵、実現します。
才能が有ろうが無かろうが、その職業に就くぐらいの事であれば、引き寄せる事はさほど難しい事ではありません。
だから、なんとかなってしまう人が多いんですね。
ただですね、ここで考えていただきたいのですが、『引き寄せたところで……』というのが、ある訳です。
引き寄せの法則は、『自分の器を超える』事を平気で引き寄せてしまう事もできるんですね。
例えば、せっかく金持ちの御曹司を引き寄せたけれど、とても、この封建的な親族や親戚たちと付き合っていく自信が無いわ……。
とかですね。
そういう、ロイヤルなファミリーに入るのも、ある種、ロイヤルな才能だったりする訳です。
また、ちょっと変化球の話しをすれば、『ジャニーズ級のイケメン彼氏』を引き寄せたけれど、周囲の女子にモテ過ぎていて、毎日不安で、夜も眠れない。
そういうのもありますよね。
要するに、自分の器にそぐわない物を引き寄せてしまうと、苦労するだけになってしまう事がほとんどなんですね。
潜在意識は、自分に合うとか合わないとかを会議した上で引き寄せるかどうかを決定してくれる訳じゃないんですね。
良くも悪くも、潜在意識に入ってしまったイメージを、何が何でも引き込んでくるという、非常に機械的な物なんです。
だから、こういう事が起きるんです。
『あなたという存在が持つ特徴』と『引き寄せたい願望』が必ずしも一致しているか？というと、かなり疑問符が付く場合が多いです。
つまり、引き寄せのコツを掴みだした、ビギナーさんは、大抵この間違いを犯して、『時間とエネルギー』を無駄遣いしてしまう事が多いです。
念願叶って、名家の御曹司と玉の輿！！だけど、現実は王子様に嫁ぐ前のシンデレラ。
結局3年頑張ったけれど、精神を病んで離婚。
×だけが残ったわ……。
なんてことに、恋愛でも、仕事でも、なりやすいんですね。
それは、引き寄せの法則は、まあ常識的な事であれば、大抵、どんなことでも引き寄せちゃうからなんです。
わざわざ、向いていない、すごい仕事に就いて、人様に自慢は出来るが、内実は苦労苦労の連続で、3年頑張った末に精神を病んで退職では、意味が無いですよね。
くどく、話してきたのは、これが本当に大事だからです。
自分が、自分らしくいられる物を、引き寄せないと、いわゆる『不幸な大金持ち』みたいな状態になってしまうわけです。
私自身も、このミスを何度かやっていますし、私が『引き寄せを教えた人達』も、やはり同様のミスを犯しています。
上昇志向の塊みたいな人で無い限りは、本当の自分を知り、本当の自分に成る為の物を引き寄せる。
これが、最も幸せになる近道なのです。
