潜在意識を書き換える。
正直、書き換えること自体は、そこまで難しい事ではありません。
人に寄りますが、それでも、どちらかと言えば、簡単な部類に入ると思われます。
難しいのは、書き換えた潜在意識を『維持』する事です。
難しいと言いましたが、ハッキリ言います。
『不可能』です。
つまり、潜在意識を書き換えた。
『最近、なんか良い感じ-!』
で、その願望が叶う直前で、潜在意識が元に戻り、頓挫。
『やっぱり嘘だー!』
と成る訳です。
つまり、『ピン止め』つまり固定しなくてはいけないわけです。
潜在意識の書き換えは、比較的簡単だと言いました。
という事はです。
逆に言えば、戻りやすい訳です。
形状記憶合金で出来たメガネフレームみたいな物で、グニャグニャにするのは簡単なんですが、放っておくと、すぐ元の形に戻ってしまいます。
ここで、重要な知識は、自分の潜在意識、いわゆる波動が、どういう仕組みで出来上がっているのか?なんです。
歌手がコンサートを開くようなステージがあります。
照明さんが、ステージに、赤いスポットライトを当てました。
レーザー光線の様に空間を切り裂いた光は、ステージに到達すると、赤く丸い痕跡を映し出します。
次に照明Bが、反対側から青いスポットライトを重ねます。
そうすると、赤い光線、と青い光線が、ステージに交差しますよね。
そして、重なった中心の円の部分は、紫色になります。
この紫色が、あなたの『潜在意識』であり『波動』です。
つまり、何が言いたいかというと、潜在意識って自分じゃ無いんですね!
大事な事なので繰り返します。
潜在意識って、自分じゃ無いんです!!
Aさんが、赤いライトを私に照らしてます。
Bさんが、青いライトを私に照らしてます。
紫の潜在意識が私に生まれました。
このライトが無数に重なって、生まれている色が自分の『潜在意識』なんです。
どこかのライトが入れ替われば、中心の色は若干変わります。
全部のライトが消えれば、潜在意識は消滅します。
つまり、潜在意識の本体は自分の中にはありません。
潜在意識は『影』であり、本体は外側にあります。
ライトを変える事なく、中心の光の色を変えようとしても、不可能だという事です。
本体じゃ無いからです。
赤いライトは当たっているけれども、一時的に手をかざして、光を遮断。
一部分を青くする。
それが、普段、私達がやっている書き換え方です。
しかし、大元のライトは照り続けているので、延々と手をかざし続けるのは不可能です。
なので、すぐに戻ってしまいます。
自分に関係のある全ての物が、あなたに向けてそれぞれの色の光を照射しています。
それを四方八方から受けたあなたの中心が、独特の色を作るわけです。
それが潜在意識です。
つまり潜在意識を本当に書き換えるというのは、
その光の照射元の『コンセントを抜いていく』作業なんです。
本質的には、『光を増やす』という作業よりも、『コンセントを抜く作業』の方が大事なんです。
なぜなら、色は重なるほどに、黒に向って行くからです。
減らせば減らすほど、綺麗な色になります。
赤になりたいのならば、出来るだけ『赤が残る様に』余計な光の照射元のコンセントを抜きまくる必要があります。
青になりたいのならば、出来るだけ『青が残る様に』余計な光の照射元のコンセントを抜きまくる必要があります。
潜在意識を書き換える時に、肝に銘じなければいけない事は、
『潜在意識は、結果であって、原因では無い』という一言です。
重要な事です。
『潜在意識は、結果であって、原因では無い』
私達の普段のやり方は、結果に対して手を加えようとします。
しかし、原因が残っていれば、時間差でまた同じ状況が結果に反映されてきます。
それが理解出来れば、もう二度と潜在意識が元に戻る事はなくなります。
そして、新しい人生へと本当の意味で入っていけるのです。