良い事に『拒絶反応』を示す人がいます。
分かっています。
『人の価値観はそれぞれです』
私にとって良い事でも、あの人にとっては悪い事。
それは、当然です。
しかし、それを前提においてもなお、どう考えても、自分から進んで不幸にまっしぐらしている人が居るのは、皆さん、同意できる所では無いでしょうか?
友人の中に1人ぐらい居たりする事もあるかもしれません。
いわゆるトラブルメーカー的な方に多い現象かもしれません。
その人は『右』に行きたいって話しかけてくるから、『右』はあっちだよ!と言ってあげると、なぜか『逆ギレ』して『左』へ行ってしまう。
で、結局、後日、また『右』に行きたいって、話しかけてくるというタイプの方です。
その後は、延々ループです。
これも、ありとあらゆる事に言える事ですが、ちょっとだけ具体例を挙げてみましょう。
結婚したいと思っているけれど、妻子持ちの男性と不倫関係を続けているとかは、典型的な例に近かったりします。
で、ここで言いたいことは、
引き寄せで良く言われるのは、『好きな事に向っていく』そして、『嫌な事はしない』です。
上記に上げたようなパターンにハマっている方と言うのは
『好きな事に向うほど不幸』になります。
そして、『嫌な事に向えば幸せになれる』訳です。
他人から見れば、明白な訳です。
引き寄せの本当の本質は、『好きな事に向う』という事ではありません。
潜在意識に入っている事だけが現実化するというだけです。
潜在意識に入っている事に向うとき、人は『快』を感じて、
潜在意識に入っていない事に向うとき、人は『不快』を感じる
というだけなのです。
なので、スキとかキライとか関係無く、潜在意識にキライが入っていれば、キライに向うのに『快』を感じてしまうのが、私達なのです。
言われてみれば、そりゃ基本じゃん、と思うわけですが、人はなぜか現場に入った瞬間に、基本を忘れてしまいます。
だから、『好きな事をすれば良い』という、現実を冷静にみれば絶対に当てはまらないことを盲信するようになるわけです。
ハッキリ言います。
これが、『宗教にハマっている方の心理状態です』
好きな事をするだけで良いというのは、『潜在意識がプラスに設定済み』の方の場合の話しです。
であれば、好きな事なので、好きな事をしているなんていう自覚もないままに、潜在意識に設定された通りの現実を自ら作り出していきます。
しかし、です。
元々、潜在意識がプラス設定になっている方は、『引き寄せの法則』という概念に興味を持ちません。
健康な人が、『健康食品』に興味を持たないのと一緒です。
不健康だから、興味を持つわけです。
つまり、元々、潜在意識がマイナス設定になっている私達は、好きな事をやったらマイナスにまっしぐらになります。
好きな事をやるというのは、潜在意識が書き換わった後なのです。
繰り返します。
潜在意識の機能は、元々『設定されている事』に
『快』という感情を用いて誘導する事です。
で、そこから外れそうになったらば『不快』という感情を用いて、軌道修正する事です。
なので、そこには善悪がありません。ちょうどコンピューターみたいなものです。
なので、潜在意識が書き換わっていないのに好きな事を、やったら、どんどん不幸へまっしぐらになります。
引き寄せが、ちょっとややこしいのは、ルールが一定していないという事です。
潜在意識が『良』の場合は、好きな事をする、と幸せに向う。嫌な事をすると不幸に向う。
潜在意識が『悪』の場合は、嫌な事をすると、幸せに向う。好きな事をすると不幸に向う。
です。
自分の現状の潜在意識が、どうなっているのかで、ルールが逆転するんです。
そこさえ、しっかりと理解できれば、引き寄せに振り回されることはなくなり、幸せを現実化することが出来るのです。