この道具は何が出来る物なのか?
その特徴を理解しておくことは非常に重要です。
要するに、自分が何処まで出来るのか?
その力量を勘違いしていると、痛い目に遭うとかですね。
悪い奴に追われていて、ビルの屋上に逃げてきたものの、逃げ道が無くなった。
こうなったら、隣のビルに飛び移るしかない。
しかし、距離はざっと見積もっても、10メートル。
俺なら出来る!!
つまり、引き寄せの法則も、どういう限界があるのかを理解していないと、使いこなせないという事です。
結局、どこまで出来るのかしら?
そして、引き寄せの法則を研究し始めるのです。
色んな本を読みあさり、世界中の引き寄せ実践者の体験談を聞き。
なるほど、引き寄せの法則は、ここまで出来るんだ!!
ワクワク!!
じゃあ、私も同じ物を引き寄せるぞッ!!
そして、絶望するのです。
あれ、おかしいな……、引き寄せの法則では、ここまで出来たという、実例があるんだけどなぁ。
となります。
引き寄せの法則とは、何か?
そういう『アプリ』があって、自分にインストールする物だと思うと、こういう間違いをおかします。
引き寄せの法則は、もともと自分の中にあります。
というか、『自分自身』です。
つまり、研究対象は『外側』にはありません。
すべて『内側』にあります。
限界は『自分がどこまでを望んでいるのか?』に他なりません。
他人がここまですごい事を引き寄せた!!という話しがあったとしたら、それは、その人が『そこまで、望んでいた』というだけなのです。
そして、もう一つ重要な限界を言います。
引き寄せの法則は、外側にはありませんと言いました。
だけど、あえて外側にある物と仮定して、つまり誰にでも当てはまる『法則』として解説します。
その方が、ここに関しては分かりやすいからです。
では、言います。
引き寄せの法則で、意識しておかなければいけない限界は、いついかなる時も『段飛ばし』は出来ないと言う限界です。
これは、誰にでも共通する、引き寄せの限界です。
つまり、階段だとすると、『私は10段目まで登る!』と引き寄せます。
すると、次の段が10段目になるわけではありません。
今が1段目であれば、2段目がやってくるのです。
後は、流れに沿って登っていけば良いのです。
『なんだ、そんな物かって思わないで下さいね』
引き寄せを実践していない時は、2段目どころか、そもそも『チャンス自体』がやってこない訳ですからね。
そもそも、勝負自体させて貰えない訳です。
勝ち負け以前の問題なのです。
面接以前に、書類選考で落とされるみたいな物だと思って下さい。
あなたには会う価値もありません。と何十社もの企業から言われ続ける様なものなのです。
しかし、引き寄せを実践すると、しっかりと面接に足を踏み入れられる空間が自分の人生にやってくるという事なのです。
結婚の願望で言えばもうちょっと分かりやすいかも知れませんね。
結婚したい場合は、当然、出会って2秒後に婚姻届を提出している訳ではありません。
恋愛関係に至れる人物との出会いがもたらされる訳ですね。
このように言われれば、それはそうだろうと誰でも思えるのですが、引き寄せの実践に入った瞬間に、この『出会って2秒後に婚姻届を提出』している状況に近い事をイメージし始めます。
そうすると、引き寄せの法則の持つ性能の『限界』を超えた、『設定』をしているので、永遠に引き寄せられないシンドロームにかかってしまいます。
180キロしか出ない車で、本気で280キロ出そうとしている訳です。
『性能』と『限界』を良く理解したうえで、その能力を限界まで有効活用して発揮させる。
引き寄せの法則との付き合い方を、そういう風に捉えると、全てが流れ始めるように上手く行き始めます。