引き寄せとは、ワクワクしたから、引き寄せた。
罪悪感を持ったから、引き寄せられなかった。
そんな事はありません。
1年365日、全てが引き寄せの結果です。
ここで、読者の方から質問を頂きました。
ありがとうございます。
病気になったり、事故にあったり、子供が勉強しなかったり、茶碗を割ったりするのも、自分の心が引き寄せている事なのでしょうか?
というご質問です。
まず、潜在意識は、人とも干渉作用を起こします。
でなければ、『類友の法則』など機能しないからです。
要するに他人に影響を与える訳です。
となれば、子供が勉強しなくなったりは当然ありえます。
(ただ、これは子供自身も引き寄せを起こしていますから、一概に親だけの責任とは言えません。友人の波動の影響を受けていたり、先生の波動を受けていたり、全体の総和だからです。ただし、自分がその中の一つの要素として影響を与えている事は間違いありません)
病は気からですから、当然、自分の潜在意識が起こすものです。
茶碗を割るのも、自分の不注意ですから、これも自分が起こしていることです。
事故に関しては、自爆であれば間違いなく自分が起こしていることです。
ここまでは、いわゆる『潜在意識』という左脳的な考え方で、理解出来る部分だと思います。
問題は、『もらい事故』の場合です。
これをどう捉えるか?ですよね。
『ここまで、自分がやっているのかしら?』
答えは『イエス』です。
引き寄せ的に言うなれば、こういう事が『THE・集合意識』の働きだと思って下さい。
だから、自分に無関係な所から影響が飛んでくる訳です。
ただ、ひとつ考えてみて下さい。
今は、マイナスの現象について語っていますが、これがプラスの現象で起きた事だと考えてみて下さい。
その瞬間にこれは、『これでこそ、引き寄せだ!』となりますよね。
違った言い方をしてみましょう。
プラスが引き寄せられるって事は、マイナスも引き寄せられると言うことです。
要するに対象物に『善悪』はありません。
私にとって『悪』でも、どこかの誰かにとっては『善』だったりするからです。
つまり、自然界の中で、引き寄せる対象物に『良い悪い』はありません。
だから、本質的に、なんでも引き寄せるという事です。
『思考は現実化する』というのも、代名詞のひとつですね!
これも同じです。
『良いと思う、思考だけが現実化する!!』とは言っていないわけです。
『良い事も悪い事も、思考が現実化する』と言っている訳です。
当たり前ですが、引き寄せは、良い事を引き寄せる事に焦点を当てる訳ですから、マイナスの引き寄せについては、わざわざ説明していない事が多いと思います。
片方しか解説していない事が多いから、引き寄せに『ON』の状態と『OFF』の状態があるかのように感じる訳です。
プラス引き寄せも、マイナス引き寄せもどちらも存在していると考えれば『ON』の状態しかないのです。
つまり、生きている限り『ON』
『OFF』になるというのは、この世からオサラバする時だけなのです。
だとすると、ここで始めて全てに意味があるという事になりはじめてきます。
良い事しか『引き寄せ』が無くて、悪い事は単なる偶然だとするなら、そこに何らかの意味やメッセージは込められていません。
全てを私達の『高次の自己』がコントロールしているからこそ、そこにメッセージが出てくるわけです。
つまり、私達の『顕在意識』が選択したことに対して、『潜在意識』は『NO』を突きつける事があります。
単純に解釈すれば、悪い事が起きた、『つまり、これは止めろ!』と伝えてくれているんだ。
と成る訳です。
つまり、最低限、言語は『イエス』と『ノー』が伝われば、成立します。
これが、『イエス』しかなかったら、潜在意識は、私達に何のメッセージも送れません。
だって、何をしても『イエス』としか言わないわけですから。
『イエス』と『ノー』があるからこそ、その意思を計れる訳です。
つまり、『良い現象』と『悪い現象』という、『言語』を通じて、高次の自己からのメッセージを受け取る訳です。
なので、『良い事』も、『悪い事』も目に映る全ての物はメッセージであり、自分の潜在意識が起こしているのです。
だから、後から振り返ると、悪い事の全ては、『あの時、あれがあったから今があるんだと思える』という事なのです。
悪い事というのは、『導き』に他ならないからなのです。