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引き寄せの大いなる「矛盾」強く念じろ!手放せ忘れろ!を解説します。




読者の方から質問を頂きました。

ありがとうございます!

その内容というのが、一般的な引き寄せのやり方の話しで、

『願望を強く念じて、ワクワクする事が大事である』

と言われる一方で、

『願望を一旦手放す事が大切である』

と言われたりと、いわゆる真逆の事を言われたりする場合があるが、これはどういう事なのか?

という質問です。

要するに『矛盾』している様に見える訳です。




否定派の方から言わせたら、『だから嘘っぱちなんだ!』かも知れません。

しかし、これは実際の所、まったく矛盾していません。

『右』と『左』を指さしながら同じ事を言っているに過ぎないのです。

あなたは医者です。




あなたの診察室に一人の患者が入ってきました。

命の危険を来していました。

あなたは言いました。

『食事制限をして、痩せなさい!』


午後に次の患者が入ってきました。

命の危険を来していました。

あなたは言いました。

『しっかりと食べて、もう少し肉を付けなさい!』

あなたは、『右』と『左」と別々の方を、指さしました。




しかし、それは間違いなく、一つの方向へと導いているだけです。

東京へ行きたい時、あなたが北海道にいるなら『南』へ向います。

沖縄にいるなら『北』へ向うのです。

『引き寄せ』というのは、端っこにあるものでは無いのです。

私は心理学者ではありませんので、これから述べる事は学術的な話しではありません。

説明の便宜上、ざっくりとした『イメージ』で捉えて下さい。


例えば、子供がいました。

その子の親は育児放棄をしていました。

その子は、愛に飢えていたのです。

そのまま、大人になりました。

誰と関わるのでも、気を遣い過ぎてしまい、本当の自分を出せなくなっていたのです。

結果的に誰とも親密な関係になれなかったのです。




もう一人の子供がいました。

その子の親は、子供を溺愛していました。

しかし、度が過ぎていた様で、全てのワガママを許していたのです。

そのまま大人になりました。

傍若無人なその子は、誰とも親密な関係を結べなくなっていたのです。

ちょっと気に入らない事があったら、すぐキレだすからです。

次第に周囲からは人が居なくなっていきました。




では、ここでもう一人ご紹介しましょう。

その子は、時に厳しく、時に優しく、育てられたのです。

良い事をしたら、お母さんに褒められて、

悪い事をしたら、お父さんにぶっ飛ばされて

そのまま大人になりました。

その子は、特に何も考える必要はありませんでした。

ただ、『ありのまま』でいれば、誰とでも仲良くやれたのです。




歩ける人に、歩けない人の気持ちは分かりませんでした。

引き寄せの目指している『境地』というのは、いわゆる『極端』が表す『端』では無いのです。

『ありのまま』の境地は、まさに『統合』にあるわけです。

『陰』に偏っても、上手く行きません。

『陽』に偏っても、上手く行かないわけです。

陰陽が、統合された所に『引き寄せ』の境地があるわけです。

つまり、引き寄せとは、この統合された『意識状態』を目的地にしているのです。




誤解を恐れずに、ものすごく単純な言い方に置き換えると、引き寄せは『人格調整』を行っているのです。

『願いは叶うと強く念じろッ!』と言われるのは、単純に現代人が、あまりにも夢や願望にリアリティを失っていて、絶望に向うのが当たり前という意識状態になっている人が多いという時代背景があるからです。

そんなに気持ちが干涸らびていたら、夢なんか叶わないぜ!

だから、徹底的に『夢は叶うと信じろ!!強く念じろ!!』

叶った現実を徹底的にリアルに感じて、ワクワクしろッ!!

と言われるのです。

それは、『それが出来ない人が多い』という時代背景から、そう言う必要性が生まれただけです。




対して、貪欲過ぎてもダメです。

それはそれで、欲が強すぎるというのは、欠乏を表しているからです。

欲が強ければ強いほど、『欠乏』を意識している事になるからです。

腹が減っているから食べたいわけです。

満腹になった瞬間に、もう食べたくないわけです。

だから、『あるのが当たり前という境地』に調整する為には、欲を落とせ!!と成る訳です。

それが『願望を忘れて生活しろ!』の意味になります。




合わせると、『夢をリアルに思い描いて、ワクワクしろ!!そして、その後に手放せ!!』という事になります。

コレはたぶん、引き寄せを教えている人が、『右』から引き寄せの境地に行ったのか?『左』から、その境地に行ったのか?

これで、人によって、教え方が変わっているんだと思います。

右から行った人は、当然『右から行け!』になりますし、左から行った人は『左から行け!』になるわけです。

これがいわゆる、『矛盾』の正体なのです。

意識の海の中で、ある一定の『ゾーン』に入る必要があるのです。

それはゴルフの様に、ボールを左右に叩きながら調整をして、最終的に『ホール』に落とすようなものです。




上下左右に立体的な意識『ゾーン』の空間で、ある『ゾーン』に意識状態を持っていく訳です。

ある時、上手いこと、その『ゾーン』に入る事ができたら、あなたは『ありのまま』でいるだけで、願望が叶うわけです。

だから、本質的には『ワクワクしろ』も『欲を落とせ』もどちらも必要無い訳です。

それは、あそこに行けという『指』なんです。




ゴールはあそこだよ!と指さしているに過ぎないのです。

食料不足を経験したことの無い私達が、毎日食べ物にありつけるというこの現実に『ワクワク』しますか?

仕事が一段落付いて『いやー腹減った。早く昼食、食うぞッ!!おッ、いけね。この欲望は、一旦捨てなきゃ……』

『そんな馬鹿な……』ですよね。

私達が『食料』に対して持っているこの感覚。

この意識状態。

これと同じ様な感覚に『お金』に対しても、『恋愛』に対しても、持っていこう!!

そういう『意識状態』にしようというのが引き寄せでやっている事なのです。

その為に『色んな言い方』をしているに過ぎないのです。


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