潜在意識の書き換え方は、その性質さえ知っていれば、さほど難しい事ではありません。
昔、消費税は3%でした。
いつしか5%になり、ついには8%になりました。
今、私は5%の時代が懐かしく感じます。
なじみの店で、毎回1万円を払うとき、消費税を500円払っていたのです。
ある日、いつもと同じように、お会計をしようとしたら、300円足りませんと言われたのです。
そう、消費税は『800円』になっていたのです。
今、私は、10%になったら、『1000円かぁ……』と思っています。
世の中の常識は、猛スピードで変わっています。
『昔』の常識は、『今』の非常識ですし、
『今』の常識は『未来』の非常識な訳です。
時代というのは一種の箱庭です。
その瞬間、瞬間の求められる季節が現われるのです。
私達は、その流れゆく季節の中で踊らされる花なのです。
花は自らの意思で咲き、自らの意思で散る訳ではありません。
今、春なら花が咲き、冬なら散る。
ただ、それだけの事なのです。
常識というのは、その時代の『需要』に対する『供給』でしかないのです。
話しのスケールを小さくすれば、学生時代、会社員時代、新婚生活、子供が生まれた後、巣立った後、老後、様々な時代の中で、必要な自分が現われるのです。
潜在意識というのは、季節の反映でしかありません。
あなたが道ばたで、ある人に『動くなッ!!』と言われました。
そんな変人に構っている暇の無いあなたは無視して通り過ぎました。
そして、お金を下ろしに銀行に入ったところ、運悪く銀行強盗に出くわしました。
鉄砲を向けられた、あなた達は、犯人グループから『動くなッ!』と言われました。
あなたは、動きませんでした。
あなたは動きたかったはずです。
なぜ動かなかったのですか?
家庭が貧しくて、子供の頃から働いて親や兄弟を養った、尊敬に値するほど立派な息子が居ます。
すごすぎる話しですが、そういう話しは意外と沢山あります。
しかし、家が裕福にもかかわらず、その息子が立派すぎて、子供の頃から働いて、親、兄弟の生活費をあえて払っていたという話しは、一度も聞いた事がありません。
私達の潜在意識とは一輪の花なのです。
春に花咲き、冬には散るのです。
けして、俺は冬に咲くんだ!と頑張る花は居ないのです。
花に意思はなく、それは季節の投影なのです。
私達のマインドは、環境の投影なのです。
『集合意識』が、『潜在意識』を作り、『潜在意識』が『顕在意識』を作るのです。
『潜在意識』を変えたいときは、『集合意識』を変えるのです。
つまり、季節が変われば花は咲くのです。
あなたは春に花咲き、冬に散る花です。
今、日本が冬なら、『今』春の国に行けば良いのです。
世界をみれば、今この瞬間に、春夏秋冬すべてが揃っている事が分かるはずです。
そうです、すべての季節は、今この瞬間に場所を変えて存在して居るのです。
やることは、ただ一つ。
移動するだけです。
後の事は、潜在意識と宇宙が、全て勝手にお膳立てしてくれるのです。