まず、顕在意識とは何でしょうか?
私が私である意識。
今、ここに居ると自覚する意識。
1+1は2であると理解する意識。
難しい事はありません。
起きているときの意識です。
もっと言うと自分の『皮膚の内側』です。
そして、少し遠くなると『潜在意識』の領域に入ります。
ここは、当然『皮膚の外側』の世界です。
引き寄せの法則という物が働く原理は、『意識を変えれば、現実が変わる』でした。
これは、どういうことなのか?
要するに『意識と現実は同じ物』という真理を利用する力学だという結論に達するわけです。
という事は、自分の周囲を見渡せば、もうそこは『潜在意識の世界』なのです。
全てが外の世界に『結晶化』している訳です。
潜在意識へのアクセスは容易です。
その棚の上に並んだ結晶の配列を、望んだとおりに動かしてやれば良いのです。
床に散らばった、必要の無い結晶は手放せば良いのです。
その結晶の配列を動かして『プログラミング』をしてやれば良いのです。
潜在意識のアクセスポイントは、皮膚の外側にあるのです。
内側から何かを起こそうとしても、それは『顕在意識』へのアクセスでしかありません。
潜在意識も顕在意識も同じ物。
陰陽の如く、同じ物の二面性を謳っているだけに過ぎません。
しかし、アクセスしやすいエリアがあるという話しです。
潜在意識にアクセスするのを『皮膚の内側』に求めるのは、難しすぎるのです。
しかし、皮膚の外側からのアクセスは、非常に容易なのです。
私達の潜在意識は非常に堅牢な要塞です。
目の前から強行突破しようとしても、固い門に閉ざされ入城する事は、とても不可能でしょう。
しかし、必ず秘密の入口があるのです。
そして、それは『木を隠すなら森の中』と言わんばかりに、実は目の前に見えているのです。
見えているのに、気が付いていないのです。
内側に入ろうとするなら、外へ外へと向うのです。
自分から離れれば離れるほど、それは自分の内面世界なのです。
そして、離れれば離れるほど、潜在意識の深い層へとアクセスが可能となり、いわゆる『書き換え』も容易となるのです。
つまり、現実への影響力を持ち始めるという事です。
そして、どこからが国境という様な明確な区分けは存在しないと思いますが、あるラインを超えると、そこからが集合意識の世界へと片足を突っ込み始める事になるのです。
そこには、もはやあなただけではありません。
潜在意識の空間の住人はあなただけでしたが、そこからは、共有スペースになり始めるのです。
この共有スペースからの、あなたの潜在意識への影響は更に容易です。
離れれば離れるほど容易になるのです。
『皮膚の内側』から書き換えようとしても、それは圧倒的に難しいのです。
『皮膚の外側』からの書き換えは、非常に容易です。
そして、離れれば離れるほど、指先一つで潜在意識を書き換えられるという事に気がつくのです。
それは丁度『テコの原理』の様な物です。
近ければ近いほど、パワーが足りないのです。
離れれば離れるほど、指先一つで大きな岩でさえ持ち上げてしまうのです。